彩雲(さいうん)です。
私のブログに訪れてくださり、ありがとうございます。
前回は、しめ縄と玉垣(たまがき)のお話でした。
まだお読みでない方はリンクを貼っておきますね。
今回は拝殿(はいでん)・幣殿(へいでん)・本殿(ほんでん)・摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)のお話です。
それでは拝殿から始めましょう!
拝殿(はいでん)とは?
拝殿(はいでん)とは、参拝専用の場所です。
参拝だけする場合は拝殿の前で行う略式参拝(りゃくしきさんぱい)ですが、祈祷(きとう)を受ける場合など拝殿の中に入って行う場合は昇殿参拝(しょうでんさんぱい)と言います。
奈良県桜井市にある大神(おおみわ)神社はご神体が山であり、長野県諏訪市の諏訪神社はご神体が湖であるので、本殿がなく拝殿しかありません。
拝殿は、神様が鎮座する本殿と俗世界の人々が同じ場所にいないようしようとする考えから出来たと言われていますが、神社の中には本殿と拝殿を兼ね備えた所もあります。
幣殿(へいでん)とは?
幣殿(へいでん)とは、本殿と拝殿の間に位置し、神様への供物を捧げ、祭儀を行い、幣帛(へいはく)を奉る場所であり、基本的に神職の方しか通れないことになっています。
本殿(ほんでん)とは?
本殿は、神様が鎮座する神聖な場所であります。
神霊を宿したご神体を安置する建物であるため最も大切な場所であり、一番後ろに建てられています。
ご祭神の系統により建築様式が色々ありますが、原点は伊勢神宮の神明造(しんめいづくり)と出雲大社の大社造(たいしゃづくり)の二種類です。
神明造は古代の倉をもとにしたものとされ、穀物を保存する高床式倉庫から宮殿形式に発展したものとされている。
屋根は茅葺(かやぶき)、柱を地中に埋める掘立式(ほったてしき)、出入り口は屋根の傾斜面にあり、【平入り】です。
大社造とは出雲大社に代表される建築様式であり、日本の住居の起源とする見方もあります。
屋根は檜(ひのき)の樹皮を用いた檜皮葺き(ひわだぶき)です。
屋根の形式は【切妻造(きりづまづくり)】であり、本を開いて伏せたような基本的な形式で、山形が見える方に出入り口がある【妻入り(つまいり)】が特徴です。
また、床が高いもの特徴の一つです。
こちらは島根県松江市の神魂神社(かもすじんじゃ)です。
本殿は室町時代の初期、1364年に建立され現存する大社造の中で最も古いとされています。
昭和27年に【最古の大社造】として、国宝指定を受けています。
千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)とは?
本殿の屋根には【千木(ちぎ)】と【鰹木(かつおぎ)】が載っています。
千木には二種類あります。
千木の先端の切り口が地面と平行に削ってあるのが【内削ぎ】と言い、地面と垂直に削ってあるのが【外削ぎ】と言います。
千木が内削ぎの社殿は女神が祀られていて、外削ぎの社殿は男神が祀られていると言われますが、例外も多くあります。
鰹木の本数は二本から十本ぐらい載っていますが、神社によって色々あり決まりはありません。
偶数なら女神が祀られ、奇数なら男神が祀られていると言われますが、こちらも例外が多くあります。
伊勢神宮では内宮の正宮は千木が内削ぎ・鰹木は10本であり、外宮の正宮は千木が外削ぎ・鰹木が9本になっています。
内宮の御祭神は天照大御神なので女神で当てはまりますが、外宮の御祭神も豊受大御神ですので女神ですよね。
千木が外削ぎ・鰹木が9本の奇数でも男神ではありません。
千木の形や鰹木の数は一般に習慣として言われていて、だいたいの目安と考えてくださいね。
摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)とは?
神社にお参りに行くと小さな社(やしろ)に気づいたことがあると思います。
こちらを【摂社(せっしゃ)】又は【末社(まっしゃ)】と呼びます。
【摂社】は本殿に祀られている主祭神の関係性の深い神様が祀られています。
例えば主祭神の荒御魂(あらみたま)や父母神や御子神、妃神などです。
また、その土地の地主神(じぬしかみ)などをお祀りしています。
【末社】は摂社以外の神様をお祀りしていますが、明確な規定はありません。
こちらは境内に祭られている社は【境内社(けいだいしゃ)】、神社の外にある社は【境外社(けいがいしゃ)】と呼ばれることもあります。
ま と め
いかがでしょうか?
今回は拝殿、幣殿、本殿、摂社、末社のお話でした。
神社には色々な意味のあるものがあり、ただお願い事だけしてお参りが済むとさっさと帰ってしまうのはとてももったいないです。
神社参拝する前にその神社を調べてから、ゆっくりお参りすると気持ちがスッキリして神様もお喜びになってパワーが頂けると思います。
神社の境内にあるアレコレ?シリーズは今回で終了です。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
コメントを残す