彩雲(さいうん)です。
私のブログを訪れてくださり、ありがとうございます。
今回が初回になりますが、神社にあるアレコレを書いていこうと思います。
神社参拝には行くけれど、その時目にするものがどういう意味をもっているかを知ると、また神社参拝が楽しくなります。
それでは神社入り口にある鳥居(とりい)から始めましょう!
目次
鳥居(とりい)の意味と通り方
鳥居は、人間が住んでいる俗界から神社に入る神域への境界で「神域への入り口」を示す門です。
ですから、そのまま通り抜けないで、入る前に一度立ち止まり、一礼してから入るのが基本です。
出て行く際も、出た後に振り返り一礼をして帰りましょう!
また、参道の中央を神様の通り道といわれているので、左右どちらかの脇によって通るのが基本です。
大きな神社になると一番外側の鳥居が「一の鳥居」、参道を進んで次にある鳥居が「二の鳥居」、また参道を進んで行くと「三の鳥居」と称され、鳥居をくぐるごとに御神気(ごしんき)が高くなります。
鳥居の起源
鳥居の起源は諸説あり、主に言われている内容は次の通りです。
①神社の門を「通り入る」が転じて「とりい」になったという説
②古事記に登場する天岩屋戸(あまのいわやど)に隠れたアマテラスを岩屋戸を開けさせるために、鳥を木にとまらせて鳴かせた時に使った木が原型という説
③インド、中国、イスラエルなど海外から伝わったという説
他にも色々起源説はありますが、はっきりどの説が正しいかは分かりません。
鳥居の種類
鳥居の種類はたくさんあり、一説によると60以上も鳥居の種類があるそうです。
その中でも主に「神明系(しんめいけい)」と「明神系(みょうじんけい)」の2種類に大別されます。
神明系(しんめいけい)
伊勢神宮の内宮の鳥居が神明鳥居と呼ばれ、鳥居の原型と考えられています。
天照大御神をご祭神とする神社です。
神明鳥居の特徴は、鳥居の材料が真っ直ぐなところで、地面に立った2本の柱は円柱で、上に横渡しになっている木材【笠木(かさぎ)】は地面に平行で、下に強度を増すために木材【貫(ぬき)】は角材で柱の外には貫通させないで柱と柱の間におさまるようにつくられています。
明神系(みょうじんけい)
明神とは、天照大御神以外の神様をお祀りしている神社です。
笠木(かさぎ)や島木(しまぎ)が反っていて、貫(ぬき)は柱を貫通し、台石(だいいし)の上に柱が立っています。
鳥居は元々白木が主流でしたが、神仏習合により朱色が多く使われるようになり、それは仏教で朱色は魔除けの色と考えられていたからです。他にも青や黒い鳥居もあります。
鳥居の材質は木や石が多いですが、青銅製などその土地で用意できる材質が使われています。
鳥居の種類は色々ありますが、その中でも有名な鳥居をいくつか紹介します。
三輪鳥居(みわとりい)または三ツ鳥居(みつとりい)
奈良県の大神(おおみわ)神社に見られる鳥居の両脇に裾鳥居があリます。
写真は三峯(みつみね)神社の鳥居です。
山王(さんのう)鳥居
山王鳥居は笠木の上に三角形の屋根が付いている鳥居です。
滋賀県大津市の日吉大社(ひよしたいしゃ)より生じた山王信仰の神社であり、日吉神社、日枝(ひえ)神社、山王神社は山王信仰の神社になります。
両部(りょうぶ)鳥居
両部鳥居は、笠木の上に屋根があり、本体の鳥居の柱を支えるため控柱(ひかえばしら)を設けています。
名前の両部とは、真言宗の両部神道に由来し、神仏習合の名残があります。
ま と め
いかがでしょうか?
今回は神社の鳥居のことをご説明させて頂きました。
鳥居といっても色々種類があり、今でも神仏習合による名残りが見られます。
鳥居をくぐると神域に入り、空気が変わります。
私は神社が大好きで良く参拝させて頂いてますが、いつも良い気を与えてくださいます。
次回は狛犬(こまいぬ)の事をご説明させて頂きます。
お楽しみに•••
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