神社の境内にあるアレコレ?【参道・鎮守の杜】#3

戸隠神社(写真ACより)

彩雲(さいうん)です。
私のブログを訪れてくださりありがとうございます。
前回は狛犬(こまいぬ)のご説明をさせて頂きました。
まだお読みでない方はリンクを貼っておきますので、ぜひお読みくださいね。

【狛犬(こまいぬ)】#2

今回は、参道と鎮守の杜(もり)のお話をさせて頂きます。
それでは、始めましょう!

参道(さんどう)とは?

明治神宮参道(写真ACより)

参道とは、神社や寺院に参拝する人が通る道のことを言います。
山道や石畳、玉砂利(たまじゃり)などが敷き詰められています。

参道はどこから始まるのかは決まった定義はありませんが、神社の入り口の鳥居をくぐってからと考える方が多いと思います。

鳥居といっても大きい神社ですと一の鳥居が本殿よりはるか遠くにあったり、海の中に建っている場合もあります。

また、鳥居をくぐって本殿に続く通りは表参道(おもてさんどう)と呼んで、脇道は裏参道(うらさんどう)とも呼ばれます。

今でも明治神宮の参道として、青山通りから原宿駅前あたりを表参道と地名として残っていますね。

参道は左右どちらを歩くのでしょうか?

イラストACより

参道の中央は正中(せいちゅう)と呼ばれ、神様の通り道と言われているので歩いてはいけません。

左右どちらかを歩くようにしてください。

共通して左右どちらかに歩かなければならない決まりはありませんが、神社によっては決まりがあります。

伊勢神宮の外宮(げくう)では左側通行内宮(ないくう)では右側通行になります。

神宮では少しでも【正宮(しょうぐう)】に遠い位置から手水舎で禊(みそぎ)を行い、少しずつ近づくように考慮せれています。

また、大きな神社では安全上の理由等で独自に決めている所もありますが、通常は手水舎がある側を目安に進めば良いと思います。

玉砂利(たまじゃり)とは?

イラストACより

神社には玉砂利(たまじゃり)が敷かれていることが多いですね。

この玉砂利の玉とは魂(たましい)御魂(みたま)のたまという意味があり、美しい、尊い(とうとい)という意味もあるそうです。

玉砂利の砂利は、小さな石という意味で国歌に出てくる【さざれ石】です。

つまり玉砂利は、魂がこめられた美しい小さな石という意味を持っています。

玉砂利を敷くことでその地を清め、シャリシャリと歩く音を耳にすることで、参拝客も心が清められます。

参道は産道?

イラストACより

実は神社は女性の体を表しているという説があります。

鳥居は女性が足を開いて立っている姿を表していて、その先の参道は産道(さんどう)であり、その先の宮は子宮(しきゅう)であるという説です。

つまり神社参拝をすることは、母親の産道を通り子宮に戻って胎児(たいじ)に戻り、また再び産道を通って新しい自分に生まれ変わることを意味しているのです。

神社参拝後は、母親のお腹に入り安心してまた生まれ変わるので、気持ちもスッキリすのですね。

鎮守の杜(もり)とは?

明治神宮(写真ACより)

鎮守の杜(もり)とは、神社を囲むようにある森のであり、杜は神が降臨(こうりん)する神聖な場所であり神道(しんとう)では神籬(ひもろぎ)と呼んでいます。

杜の木々は切ってはならないので、伊勢神宮では原生林のまま守られています。

鎮守の杜の神様は、その地域の人々(氏子)を守り、氏子は地域の安全や豊作祈願のため、お祭りをし神社を大事にしていました。

しかし、1906年の神社合祀令(じんじゃごうしれい)により鎮守の杜は伐採(ばっさい)され、その後は大規模な土地開発が行われ、首都圏では森がない神社も多く存在しています。

ま と め

香取神宮より撮影

いかがでしょうか?
今回は参道と鎮守の杜についてご説明させて頂きました。

1説ではありますが、神社が女性の体を表しているというのはびっくりしますね。

女性の体?と言うと違和感がありますが、参拝することにより、生まれて来た子宮に戻り生まれ変われるお話はとても嬉しいですね。

私も神社参拝の後は、とても幸せでスッキリした気持ちになります。

心が病んだ時は特にご参拝をおすすめします。

次回は、手水舎と灯籠(とうろう)のご説明をさせて頂きます。
お楽しみ!

 

 

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